大和ハウス工業・本店マンション事業部(大阪市北区)が10月13日、西宮北口駅周辺をエリアとする無料情報誌「THE にしきた ESSENCE(ザ ニシキタ エッセンス)」の配布を開始した。
「にしきたの住み心地の良さってなんだろう」をテーマに据える同誌。「リクルート住まいカンパニー」(東京都千代田区)が毎年、発表している「みんなが選んだ住みたい街ランキング 関西版」で西宮北口エリアが3年連続で総合1位に入ったことを受け、西宮経済新聞編集部(西宮市高須町1)が取材・編集を行った。
誌面は20ページ構成。今年で開館10周年を迎えた「兵庫県立芸術文化センター」(高松町)で芸術監督を務める佐渡裕さんのインタビューを巻頭に、西宮北口が舞台の小説「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」の著者・増山実さんの書き下ろしエッセーのほか、同エリアの歴史や文化、店舗や施設などを紹介するページもある。
店舗や施設の紹介では、スペイン料理や日本料理、パン、スイーツなどの飲食店を中心に、生活雑貨やアクセサリーなど全15店を収録。「文教住宅都市宣言と西宮北口」と題したコラムを読むこともできる。
「佐渡監督をはじめとする地域の人々多数の協力を得て発行することができた。利便性だけでは語り尽くせない同エリアの魅力を伝えることができれば」と西宮経済新聞の林拓真編集長。「当メディアもこの10月から3年目を迎える。取材などで得たつながりを財産に、今後も地域へ貢献していきたい」とする。
発行部数は5000部、A4版フルカラー。配布は当メディア編集部、「スタジモにしのみや」(高松町)、「西宮コミュニティ放送さくらFM」(池田町)、「RAT☆RACE」(菊谷町)、「麺屋桜息吹」(室川町)などに設置するほか、掲載店・施設などにも順次、配布コーナーを設置する予定。