阪神電鉄が8月24日、20年ぶりに導入した新型普通車両「5700系」の営業運転を開始した。
現行の普通型車両のうち旧式に当たる「5000系」(青銅車)を順次置き換えて導入される同系式。定員514人の4両編成で、梅田(大阪)から元町(神戸)を経て高速神戸までの区間を各駅停車で往復する。
車体には青銅車伝統のブルーを採用。同じくつり革や座席、床などにも同電鉄が沿って走る大阪湾をイメージさせるブルーを配色している。各入り口には、同電鉄では初の試みとして乗客もドアを開閉できる半自動ボタンを設置。西宮や御影など優等列車の待ち合わせで長時間止まる駅では、都度、開け閉めしてもらうことで車内の温度を保てるようになった。
西宮市内在住の鉄道ファン・清水純太さんは「前面のデザインが1000系と似ているが、少し違う。5000系は車体裾が真っすぐなのにデザインの関係で絞っているように見えるのがかっこいい」と話す。
運行スケジュールはウェブサイトで確認できる。