兵庫県立芸術文化センターと高松公園(以上、西宮市高松町)で12月20日、クリスマスイベント「にしきた椿deクリスマス」が開催される。主催は西北活性化協議会。
来年上演予定のオペラ作品(佐渡裕芸術監督プロデュース)にちなんでテーマを決め、プレイベントとして毎年12月に開き西宮北口のクリスマスを盛り上げることを目的とした同イベント。同館がオープンした2005年に以来毎年開催しており今年で10回目を迎える。昨年の参加人数は700人。来年7月にジュゼッペ・ヴェルディ「椿姫」の上演に向け、作品の舞台となるフランス「パリ」と「椿」がテーマに据える。
当日17時から同センター1階のメーンエントランスでクリスマスコンサートを行う。西宮公同幼稚園コーラス隊、ソプラノ歌手の斉戸英美子、同センター管弦楽団アンサンブルが出演予定。演奏曲目はオペラ「椿姫」より「乾杯の歌」や「クリスマスメドレー」など数曲を披露する。
高松公園には16時から屋台を出店。フランスのアルザス地方の郷土料理であるタルトフランベにオリジナルにアレンジした「にしきた風タルトフランベ」や「セーヌ風いか焼き」「きのこ入りビスク」などのテーマにちなんだフランスの料理など合計10品を提供。餅つき大会や大道芸人によるバルーンパフォーマンスも行う。
「エントランスでのコンサートは、街の皆さんの歌声や華やかなソプラノ、大ホールで本番を終えてきたばかりのオーケストラメンバーによるアンサンブルが聞けるうえに、抽選ですてきなプレゼントも準備している」と芸術文化センター事業部の山田絵梨香さん。「楽しい企画をたくさん用意しているので、ぜひ西北のクリスマスへ心と体を温めに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、餅つき大会=15時~、屋台=16時~、コンサート=17時~。雨天決行。屋台以外は全て無料。