西宮の地域情報を発信するポータルサイト「西宮流(にしのみやスタイル)」が4月20日、開設から7周年を迎えた。
2007年4月に開設し、代表の岡本順子さんと編集長の木下あきこさんが中心となって運営する同サイト。リアルなつながりを生かした踏み込んだ取材と丁寧な記事が人気を集めている。
西宮の新着情報をいち早く届ける「ホットニュース」、西宮で子育てをするママのための情報サイト「ミヤママスタイル」、観光イベントから街の小さなイベントまで幅広く網羅した「イベント手帖」などの人気コンテンツを抱え、月間アクセス数は18万ページビューを数える。
地域の活動やイベントも積極的に応援。2010年に撮影された映画「阪急電車」の制作時には情報提供やエキストラの募集に協力し西宮での撮影実現に貢献、エンドロールにサイト名とロゴが表示されたり、2012年の「西宮まちを旅する博覧会(西宮まちたび博)」では角川書店と1年近く交渉し、涼宮ハルヒの名前と画像の使用許可を取り付け「SOS団in西宮に集合よ」のイベントを実現にこぎ着けるなど情報発信だけにとどまらない活躍を見せている。
4月には西宮商工会議所内にあったオフィスをららぽーと甲子園2階にある市の情報発信スペース「クリエートにしのみや」内に移転。市の特産品や観光地の紹介、イベントや交流会など新たな情報発信の拠点としてリアルなつながりの場を目指す。
「30年近く西宮で生活し、7年間、情報発信を続け広がってきた2人のリアルなネットワークが西宮流の基盤。ネットだからこそ、これからも余計にリアルなつながりを大事にした情報発信をしていきたい」と岡本さん。「西宮流を通じて『そうそう、西宮っていいよね』と共感してもらえれば何よりうれしい」とも。木下さんは「自分の住んでいる西宮を愛する気持ちがあれば、人も好きになるし、街も好きになるし、優しい気持ちになる。みんなもっとこの街に住んでいることを誇りに思ってほしい」と思いを話した。