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西宮文学の魅力に迫る文化講座「西宮文学案内」-参加者募集

画家大石輝一が夙川に設計・装飾し、野坂昭如、小松左京、山下清も訪れたという喫茶店「ラ・パボーニ」

画家大石輝一が夙川に設計・装飾し、野坂昭如、小松左京、山下清も訪れたという喫茶店「ラ・パボーニ」

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 西宮ゆかりの作家作品の魅力に迫る講座「西宮文学案内」が5月から7月にかけて3回にわたり開催される。主催は西宮市文化振興財団(西宮市六湛寺町、TEL 0798-33-3111)で、現在、参加者を募集している。

「西宮文学案内」のリーフレット

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 古くから文学作品などに登場することの多かった西宮と関わりある作家・作品を採り上げ、その魅力を探っていく同講座。毎年春と秋に2回開いており今年で5年目となる。

 第1回は「『ラ・パボーニ』を訪れた作家たち」がテーマ。ラ・パボーニは西宮在住だった画家・大石輝一が夙川に自ら設計・装飾した喫茶店。そこを訪れた野坂昭如、小松左京、山下清らとの交流秘話などを、映像を交えて紹介するほか、その文化的意義を解説する。講師は西宮芦屋研究所員の蓮沼純一さん。

 第2回のテーマは「刻まれた足跡-甲子園球場」。講師を務めるノンフィクション作家の後藤正治さんが、取材を通して出会った選手たちに触れながら、「文化としての甲子園」を紹介する。

 第3回は生誕100年を迎えた「阪神間少年・森繁久彌」がテーマ。少年時代を鳴尾・今津で過ごした俳優の森繁久彌。西宮市の広報誌への寄稿で語った子ども時代の思い出などを紹介する。講師は文化プロデューサーの河内厚郎さんと西宮芦屋研究所員の小西巧治さん。

 「ラ・パボーニという喫茶店は私も今回初めて知った。この講座は文学を通して西宮の事がよく分かるので面白い」と話すのは同財団事業課係長の宮本和幸さん。「市外・県外の方にもぜひ参加してほしい」とも。

 開催日時と会場は以下の通り。第1回=5月17日14時~15時30分(夙川公民館講堂=定員200人)、第2回=6月15日14時~15時30分(なるお文化ホール=定員600人)、第3回=7月27日15時~16時30分(なるお会館集会室=定員150人)。受講料は各回500円で単発受講も可能。

 申し込み締め切りは4月18日(必着)で、申し込み多数の場合は抽選。定員に満たない場合は締め切り後も申し込みを受け付ける予定。詳しくは同財団ホームページで確認できる。

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