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西宮の革製品メーカーが全工程手作りのレザースニーカー発売 通勤需要も狙う

商品を手にPRする社長の斉藤慎二さん

商品を手にPRする社長の斉藤慎二さん

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 皮革製品製造・販売・卸を行うEMA(西宮市戸田町、TEL 0798-35-7633)が4月3日、全工程を手作りするレザースニーカー「AIZEN-365」を発売した。

定番商品のブラックとダークブラウン

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 2010年7月に創業し、2016年5月に法人化した同社。大手シューズメーカーで企画、デザイン、生産管理、マーケティングの経験を積んだ社長の斉藤慎二さんが「自分のやりたいことに挑戦したい」との思いで起業した。店舗面積は1階・2階合わせて約15坪。

 今回発売された同商品のコンセプトは「大人のスニーカー」。「スニーカーはどこの店でも同じような品ぞろえで、自分が欲しいと思うスニーカーがない」と感じた斉藤さんが「ないなら自分で作ってみよう」と商品開発に着手。試行錯誤を繰り返し構想から2年半かけ、商品化にこぎ着けた。

 メインターゲットは斉藤さんと同じ30~50代の男性。デザインはレトロランニングスタイルで、日常からビジネスまで幅広い利用シーンを想定。素材はイタリア製のタンレザーを使い、革靴と同じ製法で全工程を手作りする。カラーリングは、はけを使って後染めするので、1足ずつ異なる風合いのアンティーク感ある仕上がりになるという。

 スポーツ庁が3月に開始した「FUN+WALK PROJECT(ファンプラスウォークプロジェクト)」の中で推奨する「スニーカー通勤」需要も取り込みたい考え。

 サイズは25センチ~28センチ(1センチ刻み)。価格は定番のブラックとダークブラウンが2万9,160円、限定カラーのインディゴブルーが3万1,320円。店内の自社工場で作り、納品は注文から1~2週間。店頭とホームページで販売する。

 「革靴の良さとスニーカーの履き心地を兼ね備えた自信作。通勤などのビジネスにも普段使いにも重宝するので、まずは実際に手に取って試し履きをしてもらいたい」と斉藤さん。「西宮発の日本を代表するスニーカーになるように広げていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。木曜定休。

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