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市民400人を巻き込んだ伊丹発のサスペンス映画「ストロボライト」、宝塚で凱旋上映

「犯人を追うハラハラドキドキと主人公とヒロインが支えあうラブストーリーを楽しめるエンターテインメント映画を楽しんでほしい」と語る片元監督

「犯人を追うハラハラドキドキと主人公とヒロインが支えあうラブストーリーを楽しめるエンターテインメント映画を楽しんでほしい」と語る片元監督

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 伊丹市応援の下、市民400人を巻き込んで製作された異色のサスペンス映画「STROBE LIGHT(ストロボライト)」が大阪・京都でのロードショーを終え、11月16日、1年ぶりに初上映された宝塚の映画館「シネ・ピピア」(宝塚市売布2)で凱旋(がいせん)上映される。

片元監督が実際に使った台本

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 同作は昨年11月に完成した片元亮監督の劇場公開デビュー作。昨年の「第13回宝塚映画祭」で正式公開され、個性豊かなキャスティングと伏線が複雑に絡み合うストーリーの本格さとスケールの大きさが話題になり、今年9月に大阪、10月に京都で単館上映されてきた。

 東京舞台の映画のロケを全て関西で撮影した片元監督。伊丹市を訪れた時に街の景観に引かれ、「ここで映画を撮影したい」と感じたのが製作のきっかけ。街づくりの市民メンバーの間で応援の輪が広がり「伊丹『ストロボライト』サポーターズクラブ」が結成され官民一体となった街ぐるみの活動に発展。キャストにも市民6人が出演。エキストラも総勢400人以上の市民を巻き込み自主製作映画としては異例の規模で撮影が進み1年半の期間を経てクランクアップした。その完成度の高さと地域性が評判となり、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌など多くのメディアでも取り上げられたほか、SNSでも話題に。

 「映画は切り取る芸術といわれている。その切り取り方次第では東京舞台の映画が関西でも撮れると思っていたのでそれを証明したかった。東京で上映を始める映画が多い中、市民と一緒に作ったこの映画は関西でスタートを切りたかった」と片元監督。「そのためにも、この宝塚での凱旋上映を盛り上げて、関西の人に背中を押してもらって全国への展開につなげたい」と意気込みを見せる。

 上映時間はホームページで確認できる。上映は12月6日まで。

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