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芦屋にベビーカステラ専門店「芦屋べびか」 素材にこだわり

店頭で「芦屋べびか」を手にする店主の植野匡英さん

店頭で「芦屋べびか」を手にする店主の植野匡英さん

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 JR芦屋駅から西へ3分ほど歩いた場所にあるバー&レストラン「City Lights(シティライツ)」の軒先に6月6日、ベビーカステラ専門店「芦屋べびか」(芦屋市松ノ内町、TEL0797-62-9050)がオープンした。

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 子どものころに父方の故郷で行った盆踊りや、えべっさんの屋台で買い求めていたベビーカステラが忘れられず、「いつか自分で店を持ちたいと思っていた」と話す店主の植野匡英さん。同店を開く際にこだわったのは「安心で安全な食材と食感。同じ作るなら徹底的に」と10年~15年掛けて全国各地だけでなく海外まで足を延ばして調査した。「たまたま知り合った大阪出身の人がベビーカステラを作る人で、その人の指導を受けてようやく納得できる北海道産の一等粉に出合うことができた。この粉に出合わなければ開業していなかった」と植野さん。

 ベビーカステラの甘みには、体を温める効果を持つ北海道産の甜菜糖(てんさいとう)のほか、農薬・抗生物質・放射線殺菌・添加物や着色を一切使わずに巣箱の中で完熟してから採取するタイ国産の100%花蜂蜜を選んだ。卵は黄身の色が濃いオレンジ色をしたミネラル豊富な大分の「龍の卵」、牛乳は淡路島の新鮮な地域限定生産の牛乳に決めた。「優しい甘みと濃厚なうま味がないと食べる楽しさが続かない」と、各材料の配分は「1%ごとに微調整しながら食感を追及した」という。

 焼き型は銅板を加工した焼き機を使用。「銅板の温度調整と焼き加減が大きく味に影響する。ガスを使って強火の遠火でしっかり焼き上げると表面はカリッとして『モチモチ感』があり、冷めても『フワフワ感』がそのまま残っている。これからの暑い季節には冷やしてもおいしい」とも。

 味は、「ぷれーん」(15個500円、35個1,000円)、日替わり各種フレーバーの「こーひー」「紅茶&おれんじぴーる」「抹茶&小豆」「ここあ」(以上15個600円)、「芦屋べびたん(ぺちゃんこ焼・アソート)」(10個300円)があり、「ういんなーどっぐ」「燻製ちーずどっぐ」(以上10個600円)も近日販売予定。「芦屋の芦の字や、犬の足跡、スマイルマークの焼き印が付いたベビカもあるので、袋の中にどれが入っているか楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。

営業時間は11時30分~16時30分(売り切れ次第閉店) 火曜定休。

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