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西宮・苦楽園のフロリスト、公開緑地「オリーブ」開設-出土の人形にちなみ命名

「Mendips」をトータルプロデュースするディレクターの横山さん

「Mendips」をトータルプロデュースするディレクターの横山さん

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 西宮・苦楽園のフロリスト「Mendips(メンディップス)」(西宮市神園町、TEL 0798-75-1187)が6月1日、店舗前の空きスペースに「公開緑地」を開設した。

「男性も入りやすいイギリステイスト」の店内

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 2012年10月にオープンした同店。フラワー&ボタニカルショップとして、国内外から取り寄せる花や樹木を使った「アレンジ」「ブーケ」のほか花器や関連雑貨・家具・ガーデニング用品などを取り扱う。内装コンセプトは「男性でも入りやすいようなイギリステイスト」。店舗面積は1・2階を合わせて約50坪。

 開設した緑地は、都市計画道路用地として未利用だった店舗前の空きスペースを利用。用地を管理する西宮市の制度を活用し、「植物がいっぱいでくつろげる公園」をコンセプトに同店が無償で緑地に整備した。緑地の愛称は「Botanical Garden OLIVE(ボタニカル・ガーデン・オリーブ)」。オリーブは、整備中に土の中から見つかった米国コミックス「ポパイ」のキャラクター「オリーブ」の人形にちなむという。

 「もともとオリーブの木は植えるつもりだったところ、土壌改良で掘り起こした庭から偶然、オリーブ人形が出土したことには驚いた」と話すのは同店ディレクターの横山祐二さん。「人形にあやかり緑地を『オリーブ』と名付けた」と振り返る。

 緑地への立ち入りは自由。今後は緑で覆われた「グリーンドーム」を楽しめるほか、ベンチやハンモックなども設けていくという。横山さんは「買い物をしない時でも公園のように気軽に使っていただきたい。緑と親しんでもらうことが西宮ならではの『ボタニカル・カルチャー』創出のきっかけになれば」と利用を呼び掛ける。

 開放時間は営業時間と同じ11時~19時。利用無料。

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